名古屋まつりの関連行事として栄のエンゼル広場にて浜松市宮口の「三階屋台」が3・4日の両日展示されました.
「尾張の山車まつり」をご覧の方はご存じと思いますが、この三階屋台は名古屋市中村区の二福神車の先代にあたる山車で、文政4年(1821)に建造され、現在は宮口町区にて保存されているものです.
現二福神車の建造で遠州の地に譲られた先代の二福神車は約170年ぶりに名古屋に戻って来たことになります.
土曜日朝から山車は二番永田組によって組み上げられ、当日は2回のからくり人形上演も行われました.
名古屋まつりのパンフレットによれば
「山車の組み上げパフォーマンス」となっていますが
う〜ん、パフォーマンスねぇ....
永田組の手際の良い作業でパフォーマンスは順調に進みます
屋根が付き、最後は楫棒締めです. 鬼板には天王社の社紋「木瓜」、天王祭ゆかりの山車だとわかります
正面に岩と波の彫刻を飾ります
ヒマなので山車の置いてある横のステージに行って見ました.
この人は・・・スミマセン名前はわかりません.(右の人は関係ありません)
二福神のうち、大黒のからくり人形です.
(下のほうに写っている頭は恵比須人形ではありません.念のため)
このからくり人形は現在名古屋市博物館にて保管されている旧人形です.
今回特別に先代二福神車に乗せることになりました.
※現二福神車に乗るからくり人形は新たに復元されたものです.
詳しくは
平成17年 平成18年
幕の取付に取りかかります.
この幕も現在二福神車で使われているものではなく旧幕です
落ちないで
完成です.
山車は先代二福神車、からくり人形3体、赤幕も、水引幕もぜんぶ現在の二福神車で使われていない古いものです.
或いはかつて先代二福神車を飾ったものでしょうか.確証はありませんが.
なぜ全て旧懸装品なのかは.....明日わかります.
(ただ一つ宝袋だけは現在も使用しているものです)