3月の祭りを控え、乙川の町では早くも山車の組み上げが行われました.
・・・などと調子良く書いていますが、ただでさえ寒い乙川まつりの更に1ヶ月早い2月の半ばです.
2日前に積もった雪が片隅に残る乙川は、季節風がビュンビュン吹いておりまして.
ひなたを探し、風当たりの少ない場所を選んでの1日でした.
※本年も「まつり紀行」をよろしくお願いします.
10時半南山八幡車です.
これから堂山蟇股を取付ます.
乙川八幡社です
八幡社下では殿海道山源氏車の組み上げ中.
壇箱や堂山蛙股も組み上がり、次は上山
殿海道山で古い彫刻を見せていただいた.
前山虹梁の龍です.
痛んだために同じ意匠で造り替えられたようです..
この位置になります.(これは現在の彫刻)
銘はなく作者は不明
西山神楽車です
上山を組立中
これは神楽車の蹴込「司馬温公瓶割の図」
上山の部材です.
昭和廿五年三月竣工 奉上棟山車一宇
匠長 江原西斎宗重 彫師 新美常治郎正池
匠工 新美弥太郎 稲葉久一 杉浦良和
彫工 新美茂登司 岸本觀治
錺師 名古屋 水野鈴太郎
他
初代彫常の他に二代目彫常や弟子の岸本觀治の名もあります.