まつり紀行2014

平成26年2月16日(日)半田市乙川山車組み上げ1

3月の祭りを控え、乙川の町では早くも山車の組み上げが行われました.
・・・などと調子良く書いていますが、ただでさえ寒い乙川まつりの更に1ヶ月早い2月の半ばです.
2日前に積もった雪が片隅に残る乙川は、季節風がビュンビュン吹いておりまして.
ひなたを探し、風当たりの少ない場所を選んでの1日でした.
※本年も「まつり紀行」をよろしくお願いします.

10時半南山八幡車です.

これから堂山蟇股を取付ます.

乙川八幡社です

八幡社下では殿海道山源氏車の組み上げ中.
壇箱や堂山蛙股も組み上がり、次は上山

殿海道山で古い彫刻を見せていただいた.

前山虹梁の龍です.
痛んだために同じ意匠で造り替えられたようです..
この位置になります.(これは現在の彫刻)


銘はなく作者は不明


西山神楽車です

上山を組立中

これは神楽車の蹴込「司馬温公瓶割の図」

上山の部材です.
昭和廿五年三月竣工 奉上棟山車一宇
匠長 江原西斎宗重 彫師 新美常治郎正池
匠工 新美弥太郎 稲葉久一 杉浦良和
彫工 新美茂登司 岸本觀治
錺師 名古屋 水野鈴太郎


初代彫常の他に二代目彫常や弟子の岸本觀治の名もあります.