まつり紀行2016

平成28年5月4日(祝)半田市亀崎潮干祭〜後の日6


毎年後の日の朝を利用して1箇所ずつ彫刻を紹介しておりますが、昨年は「桁隠し」一昨年は「前山手高欄」でした
その前は「壇箱猫足」とか「敷台」とマイナーが続きましたので、今年は「持送り」です
壇箱を下から支える構造材で、装飾が施されています
(参考資料:亀崎潮干祭総合調査報告書)

東組宮本車の持送り
「唐草」作者不明 元治2年



石橋組青龍車の持送り
「波」早瀬長兵衛作 明治24年



中切組力神車の持送り
「立浪に千鳥」 齋綾彦 立川冨昇


田中組神楽車の持送り
「波に亀」立川常蔵昌敬作 天保8年


西組花王車の持送り
「角繋ぎ」新美常治郎(初代彫常)作 大正9年



続いてゴマ隠しです.ゴマ隠しは文字通り台輪の下にあってゴマ(車輪)を隠すためのものです

東組宮本車「亀群舞」
新美茂登司(二代目彫常)作 昭和60年

石橋組青龍車「菊花」
早瀬長兵衛作 明治24年

中切組力神車「菊 桐唐草」
新美茂登司(二代目彫常)作 昭和45年

西組花王車「波に千鳥」
新美常治郎(初代彫常)作 昭和30年


で、田中組神楽車をとばしてしまいましたが

田中組神楽車です
ゴマ隠しはありません

上記のように青龍車の明治24年以外はすべて昭和中後期の作
山車の装飾でゴマ隠しは近代になってからなのでしょうか


尾張三社ではしばらくこの状態が続きますが
私は朝が早かったので少し休憩に入ります