尾張の山車まつり紀行

令和6年9月15日(日)浜松市宮口六所神社祭典1

浜松市浜名区宮口の祭りです。
宮口の祭りは遠州地方に多く見られる一層の屋台が曳き廻される賑やかな祭りです。
その中で異端ともいえるのが町区の管理する三階屋台で、ご覧の通り名古屋型の山車です。
この三階屋台はかつて広井村(現名古屋市中村区)で文政4年(1821)に建造され、三之丸天王祭ゆかりの山車として曳かれていた二福神車であることが判明しております(つまり現在も下花車町二福神車として曳かれている山車の先代となります)
この山車は明治23年に町町内会が購入し、以後大切に伝えられ建造200年を迎えました。
この三階屋台はこれまで六所神社に宮入りしたことがなく、130年の時を経て今回六所神社まで曳行し初の宮入り、そしてからくり人形を奉納しました。

今回は六所神社祭典からこの三階屋台を中心にご紹介します。


曳き出しを待つ三階屋台


前棚


誇らしげに木札を掲げています


この波の彫刻は現在名古屋の二福神車で使用されているものを持参





八幡様に挨拶


9:15 六所神社に向かいます




庚申寺の参道を横切ります
運行は研友会、そして名古屋の永田組と二福神車のみなさん











天竜浜名湖鉄道(天浜線)の踏切を渡ります
電化されていないので架線を気にせず渡れます


宮口駅


線路沿いを東に


三階屋台が初めて通る道です


ここで列車が来てくれたらいいなーと思いましたが
本数の少ない天浜線ですから難しいです


途中でからくり人形(恵比寿大黒の二福神)を乗せます
このからくり人形は現在使われていない先代の人形で、
名古屋市博物館に保管されているものを今回持参しました



宮口駅






駅前・・・というか駅裏を通過


天浜線の気動車


微妙なタイミングで山車と気動車の競演ならず